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​内視鏡検査

熟練した内視鏡専門医が安全で正確な内視鏡検査(胃カメラ・大腸内視鏡)を行います。検査に伴う苦痛をできるだけ軽減できるように取り組んでいます。内視鏡の洗浄・消毒は日本内視鏡学会ガイドラインに従って行っています。

■ 上部消化管内視鏡(胃カメラ)

直径5mm台の細い内視鏡を鼻から挿入します。鼻から挿入すると舌を刺激しないため、嘔吐反射を誘発することなく食道入口部に到達できます。非常に細い内視鏡なのであまり抵抗なく飲み込むことができますが、嘔吐反射が強い方は鎮静剤(静脈麻酔)を使用することもできます。鎮静剤は呼吸抑制などの副作用があるので、点滴で血管を確保して血圧や血中酸素飽和度などをモニターし、できるだけ安全に配慮しながら行います。カメラを飲み込んだら食道、胃、十二指腸まで挿入し、空気で胃を膨らませて観察します。

・胃カメラは電話予約できます(028-612-7015)

こんな方は胃カメラをぜひご検討ください

  • 胃痛、胸焼け、胃もたれ

  • 食欲不振、悪心、嘔吐、体重減少

  • 黒い便がでる。

  • 検診で胃のポリープや粘膜不整を指摘された。

  • 検診などでヘリコバクターピロリが陽性と指摘。

 

■ 大腸内視鏡検査(大腸ファイバー)

肛門から内視鏡を盲腸まで挿入して、空気で腸をふくらませながら観察する検査です。大腸内視鏡は施行する医師の技術で患者様の受ける苦痛が大きく左右されます。内視鏡を直腸、S状結腸と進めていく際に腸管を伸ばしてループを作ると痛みや不快感が強くなります。当院では可能な限り、S状結腸を伸ばさないで挿入する軸保持短縮法で行います。これはs状結腸を伸ばさないで、ジャバラのホースを短縮するように、s状結腸を短縮しながら直線的に下行結腸へ挿入する方法です。また希望者には鎮静剤を使用して検査を行います。このため多くの方はあまり苦痛を感じること無く検査が行えています。

こんな方はぜひ大腸内視鏡をご検討ください

  • 健診で便潜血陽性を指摘された。

  • 血便がでる。

  • 最近便秘がちになった。

  • 下痢がなかなか治らない。

  • 以前ポリープの切除を受けた。

 

安心して受けられる内視鏡検査をみなさまに
(院長より)

私は開業以前、大学病院やその関連病院で早期胃癌や大腸癌の内視鏡治療に携わっていたのですが、残念ながら発見が遅れて癌が進行して手術や化学療法に苦しんでいる患者さんもたくさんいらっしゃいました。もう少し早く内視鏡検査を受けていれば、と思うことが多かったのです。内視鏡検査はもっと楽に、気軽に受けられなければいけないと思いつつも、実際病院では検査件数が多く、患者さんの苦痛軽減よりも効率が優先される傾向にありました。そこで私は開業後、鎮静剤の使用を中心とした、患者さんの苦痛軽減に重点を置いた内視鏡検査を始めました。鎮静剤は点滴ルートを静脈に確保して安全性を高めたり、検査後鎮静からの回復のための場所を確保したりといろいろ手間もかかりますが、患者さんには非常に大きなメリットがあり、今まで内視鏡で苦しい思いをされてきた方からは、とても楽に受けられたと好評を頂いています。

 内視鏡検査を受けることの心理的ハードルをできるだけ下げることによって、より多くの方に検査を受けていただき、早期発見、早期治療につなげていきたいと思います。

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